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2017年 09月 02日 ( 1 )




純喫茶

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赤瀬川原平さんのいうところの「純粋階段」。これが好きです。
純粋に階段。昇って降りるだけの機能をもつ階段。
そこに目的はない。

今でも、街中で突如現れることがあります。
空き地に、3,4段のみの放置された階段。
外壁に沿って、2階に続く階段ではあるものの、その先に扉はない。
純粋に、昇って降りるだけの階段。純粋階段。

思考に、「遊び」ができると思うのです。「余白」と言ってもいい。
目的がないものに相対した時、思考が一旦停止して、あと、フルで回転する。
「何これ?何これ?何故これ?」
その「遊び」が楽しい。
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小説は、「エンタメ系」と「純文学」にザクッと分けられる。
推理小説にしろ恋愛小説にしろ、エンタメな小説には「目的」があるので、思考はそちらの方に限定で、その上で楽しめる。
純文学は、目的がどうもはっきりしない。
読み終えた後も、モヤモヤと思考がいったりきたりする。
これがおもしろい。
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アートもそうだな。
と、ジャコメッティ展を見て思いました。
先日の三重県美でみた「テオ・ヤンセン展」は、「ほへぇー動くー。もしゃりもしゃりと進んでいくー。楽しー」。
という楽しさで。
もちろん、猛烈に楽しかったのですが、そこに謎はない。思考の遊びはない。
エッシャーのだまし絵なんかもそうですよね。
「どうなってんだ?これ?」という謎はありますが、それは明確な謎で、思考のふり幅がない。
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ジャコメッティはギリギリのガリガリなんです。
それを見せているだけです。
ムンクの「叫び」を見ている時に聞こえる気がする、「キーーーーーーーン」という高音。
その、人間としてのギリギリの音が、キーーーーーンと聞こえるような気がします。ジャコメッティにも。
おもしろいですよね。
なんだこれ?靴べらみたいにペラッペラだな。と思ったりもしますが。

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by peroke | 2017-09-02 22:49 | 日々のこと | Trackback
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自家製酵母と国産小麦のパン屋です。

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