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妖怪

草間彌生はすごい。妖怪だと思っていた。

岡本太郎は人間より妖怪に近い。草間彌生も同じ匂いがする。
常に瞳孔開きっぱなし、眠っている時もカッと目を見開いて寝ている人間。
人間よりも妖怪に近く、千年生きる溢れ出すエネルギーを絵画にのせる。

会場に流れる制作風景の映像では、動物プリントのスモッグを着て、介助されながら動く80歳のおばぁちゃん。
普通のおばぁちゃんだ。異様な雰囲気の彼女は、メディア向けに作られた彼女。
 ▲草間彌生
ただ、ものすごく確実な意志でもって、ガンガンガンガン色と線と形がのせられていく。
エネルギーが半端ない。
絵画にあるエネルギーも半端ない。
岡本太郎ばりに「芸術は爆発」な爆発力。
やっぱり妖怪的。

なんだかしょんぼりしぼんじゃった世界の中で、笑っちゃうくらいに生きている。
タイトル「失恋の痛み、そして自殺したい」。
「死にたい」気持ちが躍動しつつよせてきている。
「自殺したい」気持ちも生きている。

エネルギーにあふれているのは、構成する要素がすべて細胞だから。
自分の細胞をのせて、それを増殖させようとするものだから。
死が身近すぎるのか、怖いのか。死なないつもりか。細胞があふれだす。

草間彌生展、いきなり年始に今年一番の予感がするほどおもしろい。
入ってすぐの展示室がおもしろくてニヒニヒッ笑う。
壁には白黒の絵が何枚も。
ミトコンドリア、葉脈、微生物、細胞的なものがゾワゾワゾワゾワ白黒で。
部屋には大きな黒つやのあるクッション的オブジェがいくつも。大きな細胞的。
その間をぬうように鑑賞する人間が歩く。立つ。
冬の装いでダークな人間達。手にはパンフレットの赤。血の赤。
増殖する細胞が溢れ出して流れ出して、取り込まれて、流れる。



by peroke | 2012-01-08 10:36 | 日々のこと | Trackback
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